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事例紹介

立命館慶祥中学校・高等学校(北海道江別市)

高等学校家庭科の授業で資産形成ゲームを採用

高等学校家庭科の授業で資産形成ゲームを採用

立命館慶祥は開校以来、立命館の建学の精神である「自由と清新」、教学理念である「平和と民主主義」に加えて、「世界に通用する18歳」を学校目標として掲げ、次のような生徒を育成しています。

「誰のために学び、誰のために生きるのか」を常に考え、社会、世界に貢献する強い意思と志を持った生徒。「優れた人間力・確かな人格・際立つ国際性」を身につけ、グローバルリーダーとして世界の困難に立ち向かう生徒。3つのCChallenge挑戦、Contribution貢献、Collaboration協働)を持つ生徒。これらの実現へ向けて、立命館慶祥伝統の「本物に触れ、本物を体験する」教育が貫かれています。

外部講師を探す手間から解放された!教員側にとっても学びに繋がり、担当教員が同じクオリティで毎年授業できるようになった。

昨年度、中学では総合の時間に「自分の将来に関わるお金」をテーマに全5時間実施しました。

高校では、家庭科の経済分野で、「一人暮らしの家計管理」や「資産形成」をテーマに体験型の授業を行っております。他には、求人票の見方・給料明細の読み方、手取り・年収の計算など近い将来の自分事として捉えることができるよう、具体的なものを取り上げています。

例年、金融商品について教える際には外部から講師を招いて出前授業を実施していました。講師の方の日程調整や交通費の工面など毎年かなりの手間を要します。しかし、「資産形成ゲーム」を導入したことで、それらの苦労から解放されました。

資産形成ゲーム」は、補足資料や指導案、授業スライドのスクリプトなどサポートツールが充実しているので、この教材を使えば、金融のプロでなくても一定のクオリティの授業をすることが可能になるのが導入の決め手です。教員自身の学びにもなり、金融のことはわからないから教えられない…とあきらめていたときとは全く違う世界があります。

「聞いたことあるけど知らなかった」から、投資信託など家庭での会話に金融の話題が出てくるように。

ペアで取り組むことにより、まったく知識のない生徒もクラスメイトと相談し合いながら考えて取り組むことができていました。「聞いたことはあるけど、実際にどんなものなのか知らなかった。」「初めて知ることが多かったので、実際に投資をするまでにもっと勉強してみようと思った。」など、自ら体験したことにより、興味関心を持つきっかけになったのではないかと思います。授業後のアンケートでは「両親が投資信託をしているので、もっと教えてもらおうと思った。」など、生徒が自分の親から学ぼうとする声がありました。家庭でも授業で扱った内容を親子の話題として取り上げてくれている様子が伺えました。

立命館慶祥中学校・高等学校
北海道江別市西野幌640-1
家庭科教諭 中3 高大連携部
大久保 愛美様