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事例紹介

広島工業大学高等学校(広島県広島市)

生徒アンケートの授業満足度97%!! (回答者数:358名)

本校では家庭科授業の方針を「五感を使った体験活動の充実」と設定し、多様な体験を通して知的好奇心を育むこととしています。今の高校生は卒業前に成人年齢を迎えるため、自立した人に成長すべく、家庭科の授業によって生活に関する知識を得て、それを実生活に活かすことができることを目指しています。具体的には、金融教育として1年次の家庭基礎では自身の名義での契約、クレジットカードやキャッシュレス決済について、悪質商法の事例について学び、さらに金融機関提供の動画を視聴して理解を深めてきました。

 

「子ども未来キャリア」の体験を通した学びが、金融教育を前進させる

金融教育については、前述のとおりインプット中心の授業が多く、体験を通してイメージすることが難しい点に問題を抱えていました。

たとえば、キャッシュレス決済はすでに多くの生徒が実生活の中で利用しイメージしやすいものである一方、貯蓄や投資といった資産形成についてはライフプランに大きな影響を与えるものでありながら生徒たちにはまだ縁遠いものとして捉えられやすいため、体験活動を通した学びの必要性を感じていました。

そうした課題を解決できる点で、「子ども未来キャリア」の資産形成ゲームがぴったりであったため導入を決めました。「資産形成ゲーム」の授業をしたことで、生徒が資産形成について考え、疑似体験として投資に参加できたことで本校の金融教育を大きく推進することができたと感じます。

 

資産形成を通して人生について生徒自身が考えるきっかけに

金融教育の中でも資産形成に関する内容は年々重要視されていますが、専門的な内容も多く難しさを感じていました。しかし、このゲームを通して教える側も楽しんで授業に臨めるようになりました。

生徒からのコメントとして「投資について楽しく学べた」という意見が多く、多くの生徒が投資とギャンブルは違うことを理解できたうえで、投資について前向きに捉えることができていました。さらに、「日本や世界のニュースを見るようにしたい」や「夢をかなえるためには多くのことを学ぶ必要がある」などの感想から、資産形成というテーマを通して人生を考えるきっかけにも繋がっていたと感じます。また、グループワークとしても「チームで協力できたこと」に嬉しさを感じているグループが多かった点も良かったと思います。

広島工業大学高等学校
広島県広島市西区井口5丁目34-1
教諭
井上 大智様